バーストスローモーションは、高フレームレートで撮影できるモードのことです。
これはGoPro HERO13の新機能で、最大400fpsで録画可能なスローモーション撮影に特化したモードです。これを使えば、初心者でも簡単にスロー撮影ができるようになります。
実際に試して調べつつ、色々とわかったので情報共有です。みなさんの参考になれば。
バーストスローモーションとは
バーストスローモーションは、GoPro13から登場した新しい撮影モードです。
簡単に言うと、「高フレームレートで撮影できるモード」のことで、これを使えば、初心者でも簡単にスロー撮影ができるようになります。
実際の映像を見てみよう
まずは、実際の映像を見てみてください。
どうでしょう?躍動感があっていい感じじゃないですか?
バーストスローモーション撮影を使えば、こういうスロー映像を簡単に撮ることができます。実際に使ってみると、とても楽しい機能。
たとえばこの動画。ジャンプしようと思ったんですが、実は失敗してます。
後半の「ジャンプ時の右足」に注目してみてください。よく見ると、片足スリップしてるのがわかりますよね。
こんなことも、スローで撮影するとはっきりわかります。これはおもしろい。
選べる3つのモード
バーストスローモーションは、3つのプリセットがあります。
アスペクト比 | 解像度 | フレームレート | 画角 | 録画制限時間 |
---|---|---|---|---|
16:9 | 5.3K | 120fps | 広角 | 5秒 |
16:9 | 900p | 360fps | リニア | 15秒 |
16:9 | 720p | 400fps | 挟角 | 15秒 |
※この記事上にある3つの動画は、「5.3K120fps」から画質を落として掲載しています。
今回のGoPro13だと「400fps」がウリなんですが、画角が「挟角」になります。挟角はちょっと使いづらいかも。でもこの辺は、モデルが進むごとに画質が改善していくでしょうね。
ちなみに、実際に撮ってみると、5.3Kだと5秒しか撮れないのでかなり忙しかったです。遠隔で撮影のオンオフをしないと厳しい感じ。
動きのあるシーンに良い
色々と撮影してみて、動きのあるシーンに最適だということがわかりました。
人間が大きく動くようなシーンや、細かい被写体がたくさん飛び散るようなシーン(水しぶきとか)には良さそうです。
滝はダメ
滝ならキレイに撮れるんじゃ?
とか思いましたが、全然でした。
滝ってもともとスローモーションっぽく映るので、特に変化のわからない映像に。等倍速にしか見えない・・・笑
でもこれは滝の種類によるかも。もうちょっと水量のある滝でギリギリまで近づけば、また違った映像になりそうな感じ。
スロー撮影は奥が深そうですね。勉強しがいがあります。
通常撮影との違い
高フレームレートで撮影すればいいだけでは?
実は、私もそう思っていました。
ただ、通常の高フレームレート撮影と違う点があります。
バーストスローモーション撮影のメリット
- スロー再生できる
- プリセットで簡単
一番のメリットは、スローで再生できるところですね。
ただ単に高フレームレートで撮影しただけだと、GoPro上でスロー再生することはできません(よね?)。ここが大きく違うポイントですね。
それと、プリセットが最初から設定されているので、「フレームレートって何?」っていう初心者のひとでも、撮影しやすくなってるのがメリット。
編集が必要
ここで一点注意。
撮影したファイル自体は、「スロー動画」にはなってません。(PC環境で確認)
あくまで、「高フレームレートの動画ファイル」です。なので、ただ再生するだけだと、通常の動画と何ら変わりありません。
私は、「スロー動画」になってるものだとおもっていたので、これはちょっと残念・・・。結局、編集の手間が必要でした。
再生速度
PC環境向けですが、再生速度について。
たとえば、120fpsで撮影したのであれば「25%(1/4倍速)」に速度変更してみてください。これで再生時のフレームレートが30fpsになります。
こうすると、「5秒の動画が20秒」になり、丁度良いスロー動画になります。見た感じ、ゴープロ側での再生も30fps基準にしてるような気がしますね。
初心者のひとには、ちょっと専門的な用語になって難しく感じると思いますが、とりあえず「5秒の動画だったら20秒に引き伸ばしてみて」ください。
スローっておもしろい
スローモーション撮影って超おもしろいですね。
山から下山中でしたが、いつの間にか30分くらい色んなスローモーション撮影していました。一瞬でハマりました。
スロー映像って躍動感があるし、まさに「アクションカメラ!」って感じの画になるのでとても良いです。今後も積極的に使っていこうと思います。