DJI Mimoは、DJI製品のアクティベーションに必要なアプリです。
カメラやジンバルと連携して映像を撮影したり、編集するために欠かせません。しかし、現在このアプリは、Google Playストアから除外されています。
これは、過去にDJIの別のアプリがセキュリティ企業によって調査され、個人情報を収集する機能が発見されたことが原因と考えられます。
この記事を読めば、「なぜGoogle Playストアにないのか」、「どうすればインストールできるのか」がよくわかるはずです。最後までお読みいただければ、トラブルを回避し、スムーズにDJI製品を最大限に活用できるようになります。
なぜDJI MimoはAndroidにないのか?
Androidユーザーが、DJI Mimoアプリをインストールできない理由について説明します。
DJIアプリの危険性
現在、DJI Mimoアプリは「GoogleのPlayストアからは除外」されています。
これはおそらく、下記の事件が起因しているものかとおもわれます。
「DJI GO 4」は、MavicシリーズやSparkやPhantom 4などのDJI製ドローンを操作したり、ドローンで撮影した映像を管理したりするためのアプリケーションです。2020年7月12日、セキュリティ企業のSynacktivが「DJI GO 4」をリバースエンジニアリングしたところ、Android版の「DJI GO 4」ではマルウェアと同様の難読化が施されていることを発見します。不審に思った解析チームがソースコードを調査したところ、Android版「DJI GO 4」にはユーザーの個人情報を収集する機能や任意のコードをインストールして実行する機能が搭載されていたことが明らかになりました。
GigaZinより引用
ざっくりと説明すると、以下のような流れになっています。
【一連の流れ】
セキュリティ会社がDJIアプリを調査
↓
「個人情報が抜き取られる機能」が搭載されていることを発見。警鐘を鳴らす。
↓
これに対し、DJIは「バグ」だと主張 ⇒ DJIの声明文
情報を抜き取られた形跡等はなし。
おそらくこれにより、Googleの審査を通らず、アプリストアには載っていないのでしょう。
ただ、この辺は政治的な話も絡んでいるので、我々一般人には「善悪の判断」をつけようがありません。
しかも、判断が難しいことにひとつに「App Storeだと普通にダウンロードできる」ということが挙げられます。
App Storeはダウンロード可
アプリストアからダウンロードできないのは、「Androidだけ」です。
iOSユーザーは、App Storeから普通にダウンロードできます。「Googleは許可していないけど、Appleは許可している状態」です。
なので、安全なのかどうかは余計に判断がしづらいですね。
アプリを使わない方法は?
DJI製品を使うには、アクティベーションが必要です。
アクティベーションをしないと、カメラやジンバルを使うことができません。そのため、アプリを使用することは必須となります。
ちなみに、DJIは使う製品によってアプリが違っており、Mimoは以下のシリーズに対応しています。
- Osmo Action シリーズ
- Osmo Pocket シリーズ
- Osmo Mobile シリーズ
当サイトで扱うDJI製品は、Mimoひとつで完結するので、これだけ入れておけばOKです。
DJI Mimoのインストール方法
それでは、DJI Mimoのインストール方法を解説していきます。
DJI Mimoのダウンロード
まずは、アプリをダウンロードしましょう。
Androidユーザーは「公式ホームページ」より、アプリをダウンロードしてインストールする必要があります。
※Appleユーザーは、AppStoreからダウンロードできます。
「Android APKをダウンロードする」ボタンを押せば、ダウンロードがはじまります。
DJI Mimoのインストール
次に、ファイルの保存先を決定します。
これはそのまま「ダウンロード」ボタンを押せばOKです。
有害なファイルの可能性があります
インストールをする際、「有害なファイルの可能性があります」と表示されます。
アプリストア以外でアプリをダウンロードしようとすると、このような警告がでます。
Googleのアプリストアには、厳格に定められた審査があり、これを通過したものしかダウンロードできません。つまり、アプリストア外でのインストールは、「自己責任」ということになります。
とはいえ、アクティベーションするには一度インストールするしかないため、DJI製品を使いたければ進むしかないですね。
DJI Mimoアプリの確認
DJI Mimoアプリがインストールできれば、ホーム画面に追加されます。
カメラと接続する方法
カメラと接続するには、画面下中央の「
」ボタンをタップしましょう。以降のカメラ接続は、毎回このボタンになりますので、覚えておきましょう。
アプリを削除すればOK
危険性が気になる場合は、アクティベーション後にアプリを削除しましょう。
アクティベーションさえしてしまえば、アプリは不要です。スマホで映像を確認したりはできなくなりますが、この方法ならリスクを最小限に抑えることができます。
しかし、ファームウェアの更新はできなくなるため、「都度DLし直す」等の対策は必要になります。
世界的ドローンメーカーであるDJIが「情報を悪用する」とは考えにくいですが、気になるひとはアプリを削除しましょう。
DJI Mimoアプリのご利用は自己責任で
DJI Mimoアプリのインストール方法を解説しました。
Mimoアプリは、アクティベーションや、編集するためには欠かせません。しかし、Androidユーザーは自力で用意する必要があります。
心配なら、削除すれば危険性は少なくなるはずなので、自己責任でご利用ください。