今回は、バレットタイム撮影について解説していきます。
まるでドローンで空撮したかのような、迫力あふれる映像をだれでも簡単に作れる時代なんです。これを使うと、映像表現の幅がグッと広がりますよ。
【初心者向け】バレットタイム撮影をマスターしよう!
① バレットタイム撮影って何?

バレットタイム撮影とは、被写体の周りをぐるぐると回転し、スローになる映像のことです。
冒頭の動画を見てもらうとわかりやすいですね。映画などでもよく使われています。有名なのはマトリックスとか。
360度カメラを使うことで、このブワッと広がるような映像を簡単に撮影できます。
私も実際に動画に取り入れてみましたが、かなり良い映像になりますね。空間全体を映し出せるので、映像素材としてもかなり良いものが撮れるのが魅力です。
② 必要な機材
バレットタイム撮影には、以下のアイテムと対応360度カメラが必要です。
360度カメラ

バレットタイム撮影を実現するための必須アイテム!
対応しているモデルかどうか事前に確認しましょう。Insta360はだいたい対応してます。X3,X4,X5など。
バレットタイムコード/ハンドル
カメラをグルグルと回すためのアイテム。主に2種類ある。使用感などは下記に記載。
バレットタイムコード
ひもで引っ張るタイプ。巻き尺みたいなやつ。手軽に使えますが、長さの調整はできません。

バレットタイムハンドル
首が回転する自撮り棒三脚。固定すれば、普通の三脚としても使えます。
ちょっとわかりづらいけど、横にネジがついてます。

③ 撮影方法
撮影はとても簡単!以下のステップで進めていきましょう。
- カメラ側で「バレットタイム撮影」を選択します。
- バレットタイムコードやハンドルを取り付けて撮影するだけ!
④ それぞれのアイテムの使い勝手と長さの比較

ひもタイプを使った感想
ちょっと伸ばして回すだけなので、意外と使いやすい。そして回しやすい。
普通に使う分にはこっちで十分だと思う。小さくてポケットに気軽に入るし、軽い。この手軽さはかなり魅力的。
ただ、ヒモが切れないかは心配。ヒモ自体は丈夫なので、普通に使っていて切れることはないと思うけど、劣化したらどうだろう。
撮影自体は非常にやりやすいが、カメラが高価なので、「壊したくない」というひとは棒のほうがいいかなー。

自撮り棒タイプを使った感想
114cm自撮り棒

この長さが一番使いやすいと思う。まぁ定番ですね。
長さ調整できるので、画角も決めやすい。ただ、重みがあるので、水平を保つのが難しかったです。
3m自撮り棒

「カメラぶつけないかな・・・」と心配でしたが、3mでも意外とイケました。慣れれば回しながら歩けます。
問題の映像はどうなのかというと、かなり良いです。夕暮れ時もあってか、「my heart will go on」が流れそうなキレイな映像になりました。誰か私をうしろから抱きしめて。
3mはわりとネタではなく、実用的。
どっちが使いやすいか?
案外、ひもタイプのほうが使いやすかったです。水平になりやすいので。
棒タイプは重みがある分、回すのにコツがいる感じ。あと、単純に重いので女性がやると疲れちゃうかも。まぁそんなに長時間撮影はしないと思うけど。
3mに関して言うと、案外ネタ枠ではない。映像としては、114cmの距離よりも質が良いと思う。撮影は大変だけどね。
ただ、総合的に考えると、バレットタイムコード(ひもタイプ)が一番良いかな。小さくて持ち運びしやすいしセットも容易い。この手軽さは魅力的。

